20191022夕
スタバの窓際の席で一人、好きなホワイトモカのホットを飲みながら、いつかあの人に作ってあげるために買ったばかりのレシピ本をみながら考える。
こうやってる、一人の時間が好きなんだと。
このまま誰も受け入れられないかも知れないと。
あの人の話したことは本当だろうか。
自分が上手く話せなかったみたいに、どこか全て伝えきれてないこともあるのではないか。
それにしたって、次はいつなんだろうな。
一人か二人かで、表情も違うんだな。
今日はぼんやりしていた。それでも余韻で気持ちはまだすっきりしている。
隣に居てくれただけで自分は始終ニコニコしていたと思う。ずっと幸せな気持ちだった。
少し涼しい晴れた日の公園に並んで座る。
こんな秋の日をずっと待っていた。
帰り道に、それは好きって気持ちと隣り合わせ、ほぼ同居の感覚だと思った。
ただ、自分は一番じゃないということと、自分は選ばれなかったということだけが歯止めを効かせてくれている。もうずっと前からどこか諦めている。
あえて離れようとはしない。
きっとここが、絶妙な場所。
必要としてくれる間は、雨宿りで良いから寄り添いたいと思っている。